トコトリエノールの特徴と効能

トコトリエノールにはどのような特徴がありますか?

トコトリエノールには、次のような特徴があります。

 

■動脈硬化の予防や病変の改善効果が報告されています。
■ビタミンEの一種であり、強力な抗酸化作用をもっています。
■臨床試験でコレステロール低下作用が示されています。

トコトリエノールにはどのような効能がありますか?

トコトリエノールに期待されるのは、次のような効能です。

 

■抗酸化作用 
■抗ガン作用 
■血栓症の予防作用
■動脈硬化予防効果 
■コレステロール低下作用

トコトリエノールのサプリメントはどのようなものですか?

最近、トコトリエノールが、
高コレステロール血症を改善し、
生活習慣病を予防する
サプリメントとして注目されています。

 

ビタミンEというのは
抗酸化ビタミンの代表格ですが、

 

これは、トコフェロール類とトコトリエノール類の
2つに分けられます。

 

サプリメントのビタミンEには、
通常αトコフェロールが主成分として含まれており、

 

末梢血行障害による肩こりや
更年期障害に対して用いられます。

 

他方、もう1つのビタミンEである
トコトリエノール類には、
血中コレステロールを下げる働きがありますが、

 

この作用については、
トコフェロール類には認められません。

 

また、トコトリエノール類は
強力な抗酸化作用や動脈硬化予防作用をもっており、
抗ガン作用や免疫賦活作用についての研究も進められています。

 

★トコトリエノールの有効成分は?
トコトリエノールは、植物性油脂の成分であり、
特にパームオイルに豊富に含まれている他、
米や麦類、ココナッツの油脂成分にも存在しています。

 

ただし、次のようなよく使用される植物オイルには、
トコトリエノールはほとんど含まれていません。

 

■大豆 
■ピーナッツ 
■オリーブオイル 
■キャノーラオイル...など

 

なお、トコトリエノールには、
α、β、γ、σの4種類があり、
脂溶性ビタミンとしての性質をもっています。

 

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トコトリエノールのコレステロール低下作用について

トコトリエノールによるコレステロール低下作用については、
動物実験やヒトを対象にした研究において示されてきました。

 

1995年に米国から報告された研究では、
1日あたり200〜220rのトコトリエノールを
4週間投与した結果、

 

総コレステロール値が10〜13%減少し、
HDL(善玉)コレステロール値が上昇したということです。

 

★血栓形成の予防効果について
トコトリエノールには、
血栓形成を予防する効果も認められています。

 

この作用は、トコトリエノールにより
トロンボキサンBの合成や
血小板第4因子の働きが抑制されるためです。

トコトリエノールの動脈硬化抑制作用について

トコトリエノールによる動脈硬化の抑制作用は、
次のような複数の働きの組み合わせによると考えられています。

 

■LDL(悪玉)コレステロールの酸化防止
■HMG-CoA還元酵素の抑制によるコレステロール低下
■血小板凝集抑制作用

 

さらに、トコトリエノールが
血中リポタンパク質を低下させることも報告されており、
これも動脈硬化の抑制に働きます。

 

ヒトを対象にした研究では、
トコトリエノールにより
内頸動脈の動脈硬化病変が退縮した
という報告があります。

トコトリエノールのガン細胞増殖抑制作用について

トコトリエノールには、
ガン細胞の増殖を抑制するというデータもあります。

 

具体的には、トコトリエノールが
エストロゲン陽性とエストロゲン陰性の
ヒト乳ガン細胞を抑制することが報告されています。

 

ただし、トコトリエノールの
抗ガン作用についての詳細については、
いまだ明らかにはなっていません。

 

なお、トコトリエノールが
ガン細胞のアポトーシス(細胞死)
を誘導するという仮設もあります。

 

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γトコトリエノールについて

ビタミンEの一種であるトコトリエノールには、
トコフェロールと同じように抗酸化作用がありますが、

 

その中でも最も抗酸化力が強いのが
γトコトリエノールです。

 

ちなみに、αとσがそれに続きます。

トコトリエノールの疾病予防効果について

トコトリエノールのヒトを対象にした研究の中においては、
ビタミンEサプリメントを服用しても、
疾病予防効果が認められなかったとするデータがあります。

 

なお、これらの研究で使用された
ビタミンEサプリメントの主成分は、
一般にαトコフェロールです。

 

ちなみに、最近では、
ビタミンEの効果は、
トコフェロールとトコトリエノールの
組み合わせによる作用であると考えられています。

トコトリエノールはどのような点に注意が必要ですか?

トコトリエノールには、
発疹などの皮膚症状や胃腸障害といった
アレルギー症状や過敏症が現れることがありますので、

 

これらの症状が見られた場合には
使用を見合わせるようにしてください。

 

また、トコトリエノールは、一般には、
通常の食材に近い成分なので、
特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

 

ただし、次のような人については、
念のため主治医に相談の上、利用する必要があります。

 

■血小板機能を阻害する医薬品を使用している人
■高脂血症の医薬品を服用している人
■出血傾向のある人やワーファリンなどの抗凝固剤を服用している人...など

トコトリエノールの併用について

脂溶性成分の吸収を抑制する
植物ステロールやキトサンなどは、

 

トコトリエノールの吸収を抑
制する可能性がありますので、

 

これらを併用する場合には、
1時間程度、間隔をあけて摂取するようにしてください。

 

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